休園が続きます~みなさまへ

5月 1

白百合幼稚園は、現在行っている臨時休園の措置を、引き続き5月29日まで延長いたします。(開園は6月1日を予定しています)

 

昨日の朝のことでした。いつものように先生たちと一緒に園庭に出て、朝のお掃除をしていました。すると、4月に年中に進級したA君がお母さまと、そして弟くんと一緒に幼稚園を訪ねてきてくれました。「ブログで見た“こいのぼり”を見てみようと思ってお散歩に来ました。」とお母さま。A君は恥ずかしそうにしながらも、久しぶりに先生たちと顔を合わせ、しばらくこいのぼりを眺め、ニコニコ顔で帰っていきました。

幼稚園に子どもの笑顔がある光景。そんな“あたりまえ”の景色が無性に恋しくなりました。

日本の子どもならだれもが保証されているはずの「学ぶ権利」。その当たり前の権利をコロナに奪われ3ヶ月目に入ります。“新型コロナウィルス感染症”の恐ろしさを痛感しています。

「5月になっても幼稚園を開くことができない」。このことが決まった時、僕は“申し訳ない”という痛烈な思いに襲われました。入園式もしてあげられない。始業式も。そして何より幼稚園が大好きな子どもたちに「まだ、こないで」といわなければならない……。50年近い教員生活の中で初めてのことです。

しかし、今は“個人”や“白百合幼稚園”だけの思いで行動してはいけない時です。今この瞬間にも、多くの医療機関では我が身を犠牲にして病と闘い、それでも思い通りにならないもどかしさに苦しんでいる方がたくさんいらっしゃいます。コロナに仕事を奪われ、辛い思いをなさっている方もたくさんいらっしゃいます。そういう方々とも手をつないで“この病”と向き合わなければならない。それが、“今”なのです。

みなさん、今こそ祈りましょう。あの『5本の指のお祈り』を。そして、もうしばらくの間みんなで耐えましょう。

幼稚園を開くことができるようになったら、まず「入園式」と「始業式」をします。そして、それから、みんなで幼稚園での生活を楽しみましょう。もうしばらくの間、待っていてください。僕たちも、白百合幼稚園が子どもたちの笑顔であふれる日を心待ちにしています。

みなさん、お目にかかれるその日まで、どうぞお元気で!

園長;藤原伸介